Smart Work - 本質的な働き方
Posted on February 18, 2011
毎日の通勤に使う時間とエネルギーは年間で膨大な資源の消費に繋がるというデータがあります。時間の浪費以上に移動手段が使用する燃料がどれ程になるのか、ご存知でしょうか?二酸化炭素の減少だけ見ても年間に46万トンの効果(韓国内の場合・KT総合技術院)というデータが報告されています。スマートワークとはICT技術を利用してあらゆる場所でオフィスと同様の仕事が出来る環境を意味しています。「モバイルワーク」、「テレワーク」などとも呼ばれ、オランダの場合、機関や企業の約50%がスマートワークを導入し、アメリカや日本、韓国も全体の10%近くが導入を始めています。インターネットを通じたドキュメントの利用が安全に出来ることが今後は更に重要性を増す事は明らかになっています。
Smart Workを先進国が推し進める理由の多くは同じ組織に所属しても個人はそれぞれの事情で働き易い時間帯、働き易い場所が異なるという事。通勤時間を短縮する目的で勤務先の近くに済まなくてはならないという事情が出来てしまい、首都圏に人が集中してしまう事。通勤に必要な移動手段が消費する莫大なエネルギーや都心部の光熱費の問題。
これらを解消する為にはICT技術を利用した「スマート・テレワーク」の推進が不可欠で、政策として明確にしている国も増えつつあります。また優秀な人材はグローバル(世界中から)に確保したいという企業も増えています。米国の企業に日本で勤務する時代も近いのかもしれませんし、逆も増えるでしょう。最もスマートワークが進んでいるのは米国ですが、欧州諸国も積極的に推進し、日本でもテレワークを一歩進めたスマートワークへの取り組みが政府のICT戦略の重要な基盤として計画されています。